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2012年 07月 04日
こちらでは物置になっている屋根裏を部屋に改築することをLoft Conversionと言っていますが、我が家は屋根の形を変えて増築→dormer(ドーマ)と呼ばれるスペースを作ります。とりあえずはガールズのための2部屋と小さなシャワー・トイレルーム。ガールズがこの家を出た後は、壁を取り払って、オンスイートの主寝室にしようという目論見。 このエリアの家々は遅かれ早かれこの工事をされている模様で、我が家のある通りでは常時、数軒の家が工事中。この辺りの家は1930年代に建てられているので、機能的と言えば聞こえはいいけれど、コンパクトなのです。この家を購入後にアキがが生まれて、我が家も増築の必要が出てきました。 一応転勤族なもので、イギリスに暮らしている間に工事を計画せねばならず、とりあえず向こう1、2年は転勤もなかろうと、今年始めに「年内に増築工事」と決めました。こどもたち2人が学齢に達する前&イギリスにいる間=今しかなかったのです。 工事をお願いしたのは過去に近所の友人宅を請け負った会社。数社から見積もりを取って比較するのが普通なのかもしれませんが、友人から「工事費はどの会社も大差なし」と聞いていたので、それならやっぱり「評判」で決めようと、我が家はこの会社から見積もりを取ったのみで即決でした。 [これまでの流れ] 2月: 見積もり依頼の電話を入れ、一週間後くらいに工事担当者と我が家にて初ミーティング。屋根裏に入っておおまかなスペースを測定。当初は屋根裏に2部屋を増築するだけのつもりが、ミーティングの結果、シャワー・トイレルームも作ることに。私は、掃除が大変だから家にトイレが3つなんてイヤ!(1階と2階に1つずつあるので)と言ったのですが、ガールズ2人が中学生くらいになったら、バスルーム1つでは朝が大変かも、というユミ夫の意見に、まぁそうかもしれないなーと。それと、シャワールームがあったほうが不動産価値がぐんと上がるので、投資ということで。 3月: 測定後1週間ほどで見積もりが出て、その後すぐに設計者の訪問。家の大きさの細かな測定を数時間かけてしました。それから2週間後に、詳細設計図を持って訪れた担当者と再びミーティング。上の設計図はその時のものです。我が家は増築工事にあわせ、屋根だけでなく、樋やサッシも直してもらうので、見積もりに何がどこまで含まれているかもチェック。工事前にscaffolding(スカフォルディング)と言って足場を組むのですが、これが見積もりに含まれているかどうか確認するように、数々の友人からアドバイスをもらっていました。(scaffoldingは外注されることが多いので、増築工事の他にプラスかかるのか確認。)これまでに増築工事をした友人たちが皆アドバイスをくれたのは、工事の工程確認と支払い時期について。まず屋根を取り除いてから作業に入るのが通常のやり方ですが、悪徳業者?の中には、先に天井をぶちぬいて階段を入れようとするケースも。そうすると、工事の最初から最後までの数ヶ月、家の中は塵埃で「暮らせたもんじゃない」状態になってしまうそう。ある友人は「天井をいちばん先にぶちぬかれ」→「工事費のほとんどを支払わされ」→「業者がホリデーに出てしまった」という経験をしており、「①天井・階段は工程の最終段階に行うこと ②支払いは工程ごとに徐々に支払うかたちにして始めにまとめて払わない」というアドバイスをくれました。 4月: 施工会社と正式契約。全工事費の10%をデポジットとして支払いました。もう後には引けません! 5月: 工事計画書や、さらに細かい設計図作成などがあり、約1ヶ月。諸々の書類と共に、私たち依頼主が署名する書類と、セミデタッチドハウスで我が家と壁を共有しているお隣の大家さんが署名する書類が送られてきました。私たちの家とお隣で共有している壁に梁を入れるために穴を開けなければならないので、当然必要となるお隣さんの同意。お隣の大家さん、あまりいい噂を聞いていなかったので不安だったのですが、実際に会って話したらすぐに署名してくれて助かりました。(ちなみに、署名がないと工事が進められないというわけではないそうです。でも署名をしない場合は工事計画に不満があるということで、新たにサベイヤーを雇って建築物の構造や安全性を確認することになり、この費用は工事をする側が100%持ちます。) あとは私たちが書類に署名すればよかったのですが、ここでミーティング時に決めた設計と微妙に異なっている点を発見し、その確認、連絡待ちで、だーらだらと時間が過ぎていきました。 5月末: 施工会社から返事が来て、ようやく私たちが書類に署名、書類の返送。施工会社からカウンシル(自治体)に書類が送られ、許可待ちの状態になります。イギリスは建築物の外観に規制をかけていることが多く、我が家のこんな小さな家ですら「表通りに面している部分の外観は変えてはいけない」んです。まぁちょっとだけ屋根の形が変わるのだけれど、要は、ここにバルコニー付けたりとか、周囲の家々と異なるデザインで調和を乱すとか、そういうことができないということ。Loft conversionの施工会社の中には、屋根の高さを若干高くするところもあるようですが、私たちと契約した会社は、屋根の高さを変えることはカウンシルから許可が下りないだろうとほぼ確信。許可が出ないと、そこからまた新しい設計図や計画書を出して申請して・・・と時間のロスもあり&許可なしで工事を行ってしまうと、工事後のカウンシルのチェックで指摘され→工事し直しの可能性も高くなるので、冒険はしたくないと言うことでした。屋根の高さと言ってもほんの10cm程度の話なので、私たちも無難に、屋根の高さには触れないことにしました。何でも時間がかかるイギリス、書類面だけでも、かかる労力と時間は極力抑えたいのです。 6月頭: 書類返送後1週間して設計者から電話。「書類、ありがとうございます。ただ、あなたたちが選んだ窓、規定が変わったので、ご希望のものは使えません。書類を書き換えてカウンシルに工事許可の申請を出そうと思います。」ということで、電話にて窓をどうするかの相談。もらっていた設計図に、階段部分、シャワールーム、寝室の窓タイプの選択肢があったのですが、床から170cmまでは開閉できないタイプにしなければいけないとかで、窓の上部分のみちょこっと開けることのできるタイプに変更。その時に「シャワールームの窓、選択肢のどれも小さい窓で、日光があまり入らないし換気上も良くないと思うのだけど、もっと大きな窓にできないですか」と聞いたら、あっさり1サイズ大きい窓に変更してくれました。設計者と直接話せると、話が速いなー。 6月末: カウンシルからの許可を受けて着工にこぎつけるまで7-8週間かかると聞いていたので、こちらものんびり構えていたら、ものの4週間ほどで「工事、始めます」と施工会社から電話が入りました。「明日(日曜日)、scaffoldingの会社の者が行って足場を組み立て、月曜日から作業に入ります。」とのことだったけれど、日曜日、もちろん誰も来ませんでした。1日遅れで月曜日に足場を組み、実際の工事をするビルダー2人が登場したのは火曜日。そこに施工会社担当者も来るはずが(前日に「明日午前中に会いに伺うので、電話します」と言っていた)、何の音沙汰もなく。ビルダーもちょっと困っていました。あー、イギリス。いや、これは「イギリス」と括ると気が滅入るので、たまたま担当者がテキトウな人だったと思うことにしますケド。 初日はビルダーも大きな作業はなく、屋根に彼らが出入りするための穴を開けた程度。家の中から出入りされるとかなり汚れるので、屋根から出入りしてもらえると有難いです。それでもトイレとかお茶淹れたりとかで家の中に入ることはあるので「靴脱いで」と言ったのですが、これは却下されました。1階はフローリングだからいいけれど、これから先、階段や2階の壁などの工事でカーペット部分を歩き回ることが出てきたら、カーペットの上に何か敷く、ということで、ビルダーおじさん渋々了承。 しかし、我が家に到着して自己紹介したと思ったら「紅茶1杯、淹れてくれる?」ってどうでしょうね。 私はハルのプレスクールの送りに出るところでバタバタだったので、ビルダーおじさんをキッチンに招き入れ、「ケトルはここ、紅茶とお砂糖はここ、ミルクは冷蔵庫から勝手に取って」と指示。それでも最初の1杯は淹れたけれども。「プレスクールに遅刻だよー」とアタフタしてたら、今度は「合鍵、ください。」って。合鍵?! どこ?! 探すのにまた時間がかかって、バタバタ。鍵を渡すのに不安がある人もいるかもしれないけれど、ずっと家にいるわけにもいかないし・・・。 ちなみに我が家の担当ビルダー2人、特におじさん、この道30年近いベテランだけれど愛想が悪いです。施工会社の担当者からも、少し前にこのビルダーが担当した家のご夫妻も「悪い人じゃないけど、あまりしゃべらないし、愛想が悪い。コミュニケーションもあんまり取らないほう」という評価。いいところと言ったら「完璧主義者」だそうで、作業はとても丁寧だと。愛想だけよくて仕事のできない・遅いビルダーよりも、腕が確かで愛想の悪いビルダーのほうがいいに決まっているけれど。そんなビルダーもハルにはタジタジなようで、初日からハルの弾丸トークの洗礼を受けました。しばらく我慢してじっと耐えていたけれど、数分後に「Please.... can you please stop talking.」とお願いしていましたが、それでstopしないのがハル。最後にはおじさんとしっかり会話のキャッチボールができていて、母さん、妙に感心してしまいました。あの押しの強さは誰に似た?! 工事工程は8週間の予定。ビルダーが7月後半はホリデーで作業がいったんストップされるのと、何ごとにも倍の時間がかかると(イギリスでは)思っているので、私の勝手な工事終了予定時期は10月。工事契約をしたあとに決まった転勤・・・ 引越しするまでに増築工事が終わってくれればよしとします。
by yuminsurrey
| 2012-07-04 06:41
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