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2011年 07月 09日
土曜日の夜、義弟くん&シッターさんの最強子守チームのおかげで、久しぶりに夜のクラシックコンサートに行くことができました。ロンドンで最もポッシュ(たぶん)なChelsea地区にあるCadogan Hall。 7時半開始だったので、近くのパンケーキ屋さんで軽く夕食。私はベーコン・りんご・メイプルシロップのパンケーキと食後に濃いコーヒーを。夜のコンサートなんて間違いなく寝てしまう・・・。 Cadogan Hallの建物ができたのは1907年。もともとは教会(the First Church of Christ, Scientist)でした。コンサートホールとして使われ出したのは2000年以降なので比較的新しいホール。ステンドグラスがきれいな建物です。900席の会場には、おじいちゃん・おばあちゃん・お父さん・お母さん・兄弟姉妹・・・要は、家族連れのお客さんが多数。 オーケストラの演奏者たちがステージに現れてビックリした私、「ねぇ、これ中学生?」と隣のユミ夫にたずねると 「だって今日はYouth Orchestraの演奏でしょ」。 (゜.゜;)し、知らなかった・・・。 チケット買う時には、大好きなRachmaninovのPiano Concerto No.2が聴けるということしか頭にありませんでした。 2005年設立のThames Youth Orchestraはロンドン南西で活動するオーケストラ。我が家の学区も含め地元17校から約70名の若者が参加し、毎年Cadogan Hallで演奏会を行っています。 若さ溢れるオーケストラ、ピアニシモで音を控えめにする部分は少々「あれれれー」な時もあったけれどフォルテになった途端に水を得た魚のように生き生きとした演奏になり、高校生の時にかじった吹奏楽の定期演奏会を思い出しました。事前に「寝てしまうかも」と思っていたけれど、けっこうハラハラしながら演奏を聴いていたので、緊張感?でお目目パッチリで演奏を楽しみましたー。 期待のラフマニノフを弾いたのは、私たちが暮らす町の高校に通う18歳のPatrick Milne。ひょろりと背の高い男の子がステージに現れた時、正直「弾けるの・・・?」と不安に思ったのだけれど、演奏が始まったら背中がぞくりとするほどの迫力で全くの別人に。Wigmore HallやRoyal Albert Hallで演奏したことがあるのも納得の上手さ。将来表舞台で活躍する気がするので、彼の名前は忘れないでおこうと思います。(帰宅後YouTubeでチェックしたら、彼のピアノ演奏の動画はなかったけれど、ロンドンの地下鉄でギター片手に友だちとバスキングしてる動画がありましたー) コンサート後の10時前でもロンドンの空はまだほんのり明るくて、景色を眺めながらゆっくり帰りたくてバスを2回乗り継いで帰宅。ロンドンに暮らしている間は、こういったクラシックコンサートをもっともっと楽しみたいです。 ロンドンの夏といえばBBC Proms。今年は大好きなヴァイオリニストKennedyの演奏を聴きに行きます!
by yuminsurrey
| 2011-07-09 23:48
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